サスペンション



基本的にはオーバーステア傾向にあるようで、これを綺麗に抑えてやる事で速く走る事が出来る。JAMチェイサーの場合TRDのサスペンションブッシュをフルに組み込む事で、サスペンションアームの不要な動きを抑えてショックをスムーズに動かすようにしている。デフマウントも重要な部分で、強化品に換える事でジャダーを抑える事が出来る為トラクションのかかりがノーマルとは比べ物にならない程良くなる。

St.BOESOバージョンR

このサスペンションの開発はMSエンジニアリングとJAMワークスチェイサーによって、筑波サーキットをメインに開発が行なわれた。開発ドライバーは国政氏。
スプリングは勿論アイバッハ。バネレートはFt 11.6K−5.4K Rr 8.0K−4.5K。通常はアッパーマウントのみピロを使っている物が多い中で、ロア側もピロボールにした事で剛性感がアップし、ショックアブソーバー自体が非常にしなやかに動く。出荷状態において車高の基準設定が出来ているので、箱から出してすぐに取り付ける事が出来る。また、ストロークも十分に有り、そのままで十分に使えてしまう。サーキット推奨減衰力設定値とストリート推奨減衰力設定値があるので、まずはこれで乗ってみよう。筑波サーキットでの開発にはSタイヤではなく市販のスポーツラジアルを使用したので、街乗りでも突き上げ感も無くごく自然に乗れてしまう。それでいてサーキットに着いたら減衰力調整ダイヤルを回せばいいだけである。

QUANTUM T−5

JAMスペシャルセッティングの為バネレートは非公開。減衰力は無段階調整式。筑波サーキットでのテストではM7Rを使用して1分7秒台をマークしている。この時はブッシュもフルノーマル。エンジン本体もブーストアップすらしていない状態である。それこそサスペンションのセッティングとドライバーの腕に全てがかかっている状態と言えるだろう。サーキットにおいてはピットロードを走り始めた瞬間からその乗り心地の良さに驚いてしまう。だからと言ってふわふわしている訳ではなく、1コーナーから吸い付くように車が向きを変えて曲がって行くのである。スプリングはSt.BOESOと同じくアイバッハを使用している。なぜアイバッハなのか?直巻きのスプリングと言うのは各社からリリースされているが、アイバッハ社のスプリングは非常にへたりにくく、新品の状態においてもバネレートのばらつきが非常に少ないのである。物によっては同一のバネレートの筈の物が、場合によっては2K近くも違ってしまうと言う物さえあるぐらいなのだ。これは当社にあるスプリングレートテスターによる試験結果である。


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